不動産の視点から見た日本の地形的特徴
今まで述べてきた「土地」は全ての建物の礎であり、また、限られた資源でもあります。その観点から日本の土地についての特徴を考えてみたいと思います。
日本の国土面積は約37万8000㎢です。森林と農地で全国土面積の約8割を占め、宅地となっているのは国土面積の約5%に過ぎません。参考までに申しますと熊本県の面積は、約7409㎢で宅地面積は約367㎢で全国で第24位です。(※都道府県の面積一覧より)
森林:約25万600㎢
農地:約4万5200㎢
宅地:約1万9300㎢
道路:約1万3800㎢
水面、河川、水路:約1万3400㎢
原野など:約3500㎢
国土の7割近くを占めている「森林」は微妙に減少しているものの面積はほとんど変わっていませんが、「農地」に関しては、継続的に減少していってます。国土面積を地形別に大別してみると、山地(山地、火山、山麓、火山麓、丘陵)の占める面積は国土面積の約75%となります。
山地:約28万4500㎢
平地:約9万3500㎢(このうち宅地として利用されているのが上記のとおり約1万9300㎢でこの平地の中で宅地の占める割合が約20%です。)
住宅地や商工業用地など、都市的な利用に適している台地・段丘は、約4万4900㎢で国土面積の約12%しかありません。また、低地については面積が約4万8500㎢で国土面積の約13%となっています。
低地のメリット・デメリット
メリット・・・地形が平坦であるため大都市の大部分は低地に立地してる。
デメリット・・・地震や洪水などの自然災害のリスクを考えるとあまり好ましいとは言えない。
限られた国土をいかに活用していくかが、今後、不動産としての価値を生み出す鍵となります。
ちなみに熊本県は、熊本地震前までは地下水に恵まれていることなどと並んで、低い大規模地震発生ということと、地震保険料は全国最低ランクで立地企業に安全・快適な操業環境を提供できることをアピールポイントとしていました。
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